奉納酒とは、地鎮祭などの神事で神様にお供えする日本酒のことです。
新築やリフォームの際に地鎮祭を行う予定がある方は、奉納酒の準備が必要になります。
しかし「奉納酒はどんな銘柄を選べばいいの?」「何本用意すればいい?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
奉納酒は一升瓶2本組が基本ですが、1本でも問題ありません。
この記事では、奉納酒・奉献酒の基本知識から地鎮祭の流れまで詳しく解説していきます。
奉納酒・奉献酒とはどのような日本酒か
奉納酒や奉献酒という言葉を聞いたことはあっても、具体的にどんなお酒なのかご存知ない方も多いでしょう。
ここでは奉納酒・奉献酒の基本的な意味と、準備する際のポイントを解説していきます。
奉納酒は地鎮祭に使われる日本酒のこと
奉納酒とは、地鎮祭などの神事で神様にお供えする日本酒のことを指します。
「奉献酒」と呼ばれることもありますが、どちらも同じ意味で使われています。
新しく家を建てるときやリフォームを行う際には、工事の安全と土地の繁栄を祈願して地鎮祭を執り行うのが一般的です。
日本では古来より、お酒は神様への最高のお供え物とされてきました。
そのため地鎮祭に限らず、神社への参拝やお祝い事など様々な場面で日本酒が奉納されています。
一升瓶2本組または1本で用意する
奉納酒を準備する際は、一升瓶 (1.8リットル) を2本組で用意するのが正式なスタイルです。
2本を紐で結んでセットにし、のし紙をつけてお供えするのが一般的な形となっています。
ただし必ず2本でなければならないというルールはありません。
予算や状況に応じて1本だけ用意しても問題ないでしょう。
銘柄選びで迷ったときは、縁起の良い名前のお酒を選ぶのがおすすめです。
酒屋さんに「地鎮祭用の奉納酒を探している」と伝えれば、のし紙の準備も含めて対応してもらえるケースが多いので相談してみてください。
地鎮祭とは土地の神様へ挨拶する儀式のこと
地鎮祭は、建築工事を始める前に行う伝統的な神事です。
土地の神様に挨拶をして、工事の安全と建物の繁栄を祈願する大切な儀式となっています。
地鎮祭では何が必要?
地鎮祭の準備は、施主側と施工会社側でそれぞれ分担するのが一般的です。
施主が用意するものは主に「初穂料」と「奉納酒」の2つとなります。
| 準備するもの | 内容・目安 |
|---|---|
| 初穂料 (玉串料) | 神主さんへのお礼として3万円〜5万円程度 |
| 奉納酒 | 一升瓶2本組または1本 |
| お供え物 | 施工会社が用意するケースが多い |
初穂料は地域や神社によって相場が異なるため、事前に確認しておくと安心でしょう。
祭壇や鎌・鍬などの道具類は、ほとんどの場合施工会社が準備してくれます。
何を自分で用意すべきか迷ったときは、担当者に確認するのがおすすめです。
一般的な地鎮祭の流れ
地鎮祭は30分〜1時間ほどで終わることが多く、特別な作法を覚える必要はありません。
神主さんの指示に従って進めれば問題なく執り行えるので、リラックスして臨みましょう。
一般的な地鎮祭は以下のような流れで進行します。
- 修祓 (しゅばつ):参列者やお供え物を祓い清める
- 降神 (こうしん):神様をお迎えする
- 献饌 (けんせん):神様にお供え物を捧げる
- 祝詞奏上 (のりとそうじょう):神主さんが祝詞を読み上げる
- 四方祓 (しほうはらい):土地の四隅を清める
- 地鎮の儀 (じちんのぎ):鎌・鍬・鋤で土地を耕す動作をする
- 玉串奉奠 (たまぐしほうてん):玉串を神前に捧げる
- 撤饌 (てっせん):お供え物を下げる
- 昇神 (しょうしん):神様をお送りする
- 閉式・直会 (なおらい):お神酒をいただいて終了
施主として参加する場面は「地鎮の儀」と「玉串奉奠」の2つがメインです。
服装は普段着でも構いませんが、派手な色やカジュアルすぎる格好は避けた方が無難でしょう。
よくある質問
奉納酒や地鎮祭に関して、多くの方が疑問に思うポイントをまとめました。
奉納酒と御神酒の違いは何ですか?
奉納酒は神様にお供えするお酒で、御神酒は神様にお供えした後に人がいただくお酒を指します。
つまり同じお酒でも、お供え前と後で呼び方が変わるということです。
奉納酒の銘柄はどのように選べばいいですか?
「松竹梅」「白鶴」「福寿」など、縁起の良い名前が入った銘柄を選ぶのがおすすめです。
地元の銘酒を選んでも喜ばれるでしょう。
奉献酒はどこで買えますか?
酒屋やスーパー、百貨店などで購入できます。
のし紙の対応も必要なので、酒屋さんに相談するのが確実でしょう。
奉納酒は一本でも問題ないですか?
問題ありません。
正式には2本組ですが、1本でも失礼にはあたらないとされています。
奉献酒ののし紙の書き方を教えてください。
のし紙の表書きには「奉献」または「奉献酒」と書き、下に施主の名前を記載します。
水引は紅白の蝶結びを選びましょう。
神社にお酒を奉納する際のマナーを教えてください。
神社に奉納する際は、のし紙をつけて社務所に持参するのが基本です。
事前に神社へ連絡を入れておくとスムーズに対応してもらえます。

